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弁護士がやる債務整理の流れ・手続きの種類

弁護士がやる債務整理の流れ・手続きの種類

債務整理には様々な手段があることをご存知ですか?
必要なクレジットカードを手元に残しておける借金返済の「任意整理」が出来ない場合、裁判所を通す「個人再生」や「自己破産」といった手続きになります。
自分が本当に必要とする債務整理方法を理解しておくと、はじめての相談でも弁護士とスムーズできますよ。
債務整理の趣旨と流れ・手続きとして知られる基本の3種類について、専門知識を有するプロ視点で解説します。

 

「債務整理」という制度はない

債務整理とは、借金を減額・免除してもらう手続きのことです。
自己破産は毎年6万人以上・任意整理に至っては数百万人(統計データなし)が行っていると言われる、ポピュラーな手続きです。
これは法律に明記されている“制度”ではありません。もっと厳密に言えば、弁護士や裁判所を通さず・個人が自由に行っていい手続きです。
借りている側(債務者)・貸している側(債権者)の2者間で話し合って、両者が納得したら債務整理は完了となります。

 

債務整理の定義

  • 借りている人が借金の減額を申し出る
  • これに対し、貸している側(貸金業者)が話し合いに応じる

→両者が合意すれば完了

 

しかしほとんどの場合、債務者は「個人」・債権者は消費者金融か銀行という「組織」です。この2者間の話し合いだと、借りている人が圧倒的不利になってしまうことは否めません。
そこで、債務者=借金に困っている人が代理として弁護士を立て話し合いを進めることが一般的です。

 

弁護士がやる債務整理の流れ

債務整理を弁護士に任せた時の流れ

弁護士に依頼すると手続き開始までにしっかり準備することができるため、交渉が有利になります。加えて、最短即日で督促が止まり・差し押さえや法的回収(訴訟)の進行もストップできることがメリットです。

 

弁護士がやる債務整理の流れ

  1. 債務者(=借金で困っている人)が弁護士に依頼する
  2. 貸金業者へ債務整理開始を知らせる(受任通知の送付)
  3. 貸金業者から過去の取引履歴が送られてくる
  4. 取引履歴から利息・過払い金を計算する
  5. 債務整理の手続きについて最終確認を行う
  6. 減額交渉開始or裁判所に申立をする

 

①~⑥までは1カ月程度ですが、弁護士に相談・依頼を決めたその場で②受任通知の送付が行われるのが通常の流れです。

相談者は「督促が怖いので食費を削ってでも滞納せずに支払っている」という真面目なかたがほとんどです。そんな人にこそ、弁護士の存在は役に立つと言えます。

 

債務整理には3種類の手続きがある

借金を減免してもらう方法には、話し合いにより契約内容を見直してもらう「任意整理」のほかにも、裁判所を通す「自己破産」「個人再生」の計3種類の手続きがあります。

過去の取引履歴を調べるうちに払いすぎた利息が見つかった場合、過払い金請求という手続きも踏みます。

任意整理とは

任意整理はペナルティ極低の債務整理方法

任意整理とは、利息を0%にしてもらった上で3~5年の分割返済を約束する手続きです。
複数の会社から借りている状態の場合は、特定の会社だけ個別に手続きすることが出来ます。

 

例:消費者金融A社のカードローン・B銀行のフリーローン・C信販会社のクレジットカードでキャッシングしている場合

…A社だけを整理して、B・Cではこれまで通り取引することが出来ます。

 

ショッピングローンや美容ローンの場合は元々利息がかかっていないため、リスケジュール(返済期間の延長)をしてもらいます。
いずれにしても毎月返済額を減らすことで生活が楽になり、今後もお世話になるカード会社・銀行には一切迷惑をかけずに済みます。

 

任意整理の特徴&メリット

  • 減額できるのは「利息+過払い金」
  • 毎月返済額を確実に減らせる
  • ペナルティが小さい(担保付ローンや決済用カードを整理の対象外にすることで、手続き後も利用できる)

 

個人再生とは

個人再生は持ち家を残せる債務整理方法

任意整理では完済が難しいと判断された場合、借金を1/5まで圧縮できる「個人再生」が視野に入ります。こちらは裁判所を通し、主に官公庁が取り扱う「官報」に載ります。
任意整理と違って全てのローン・クレジットカードを整理対象とせざるを得ませんが、住宅ローン支払い中の持ち家に限っては整理対象外にすることが出来ます。
職業資格や後見人の身分に影響がないので、自己破産ほどデメリットが大きくないのも特徴です。

 

個人再生の特徴&メリット

  • 減額は「債務全額の1/5・下限100万円」
  • 毎月返済額を大幅に減らせる
  • 持ち家を残せる

 

自己破産とは

自己破産は債務整理の最終手段

食費にも困るような状況で返済そのものが難しい場合、裁判所に「返済義務を免じる」と認めてもらう自己破産という手続きに進みます。
勘違いされがちですが、戸籍に載ることはありません。官報には掲載され・職業資格や後見人身分も一時停止されますが、破産手続きが終われば元通りの生活に戻れます。
持ち家や車は手放す必要があるものの、必要最低限の現金やパソコン・スマートフォンは今まで通り使い続けられることがほとんどです。

 

自己破産の特徴&メリット

  • 借金の返済義務がなくなる
  • 最低限の資産は残せる(現金99万円以下&時価20万円未満の財産)

 

まとめ

債務整理は本来1人で出来る手続きですが、弁護士に依頼することで督促がすぐに止まり・入念な準備をしてから手続きを始めることが出来ます。
任意整理でも十分メリットがありますが、裁判所を通す個人再生・自己破産でも、一生続くペナルティがあるわけではありません。
まずは気軽に、困っていることを相談してみましょう。

 

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