Specify in CSS

債務整理の依頼~手続き終了までの時間&期間

債務整理の相談に来られる方の多くは、どのくらいの時間がかかるのか不安でいっぱいです。交渉や裁判をただ待つだけの時間は苦しく、長引くほど周囲にバレてしまうリスクについても悩みの種になるのではないでしょうか。

 

  • 債務整理の依頼~手続き終了までの期間
  • 時間がかかってしまう原因

 

これらについて、実際に債務整理をするかたと接した経験を元に解説します。

 

相談~手続き終結の期間

借金返済の債務整理の期間は3ヵ月~1年弱と状況によって大きく開きがあります。
任意整理・自己破産といった手続きの種類ごとに期間が異なります。整理対象の債務額・手続きする人本人の収支バランスの2つも、手続きスピードを決める重要な要素です。

 

手続き内容別・債務整理にかかる時間
任意整理 (過払い金請求がある場合も同) 3~5カ月程度
個人再生  5ヵ月~7ヵ月
自己破産  半年~10カ月

任意整理にかかる時間

債務整理のうち「任意整理」の手続き期間は3カ月程度

任意整理は他の手続きと違い、裁判所を通さずに直接交渉だけで解決する手続きです。
準備書類が少なく出廷の手間もないため、3ヵ月程度で和解契約(手続き終了)に至るのが一般的です。
長引くかどうかは、相手方となる貸金業者しだいです。レスポンスが遅いとそれだけで時間がかかりますし、他にも提示した条件に納得してくれない場合が考えられます。

 

任意整理を早く終わらせるコツ

  • 貸金業者からの返事に期限を決めておく
  • 納得してもらいやすい分割返済プランを提示する

 

弁護士に依頼した場合、貸金業者のレスポンスが遅くならないよう回答期限を設けて交渉するのがセオリーです。
分割返済プランについては「原則3年で完済できるだけの収入があるか」という点に大きく影響を受けます。返済期間は最長5年まで認められますが、期間を延ばすほど交渉は難航します。

 

例:減額後の借金総額が100万円だった場合
…原則として3年(36回)払いなので、自由に使えるお金が月々27,000円以上必要です。概算で毎月3万円程度の余裕がないと、貸金業者を納得させるのは難しいと言えます。

 

過払い金がある人なら、一刻も早く手続きを始める必要があります。過払い金請求の権利が完済10年目で時効消滅すると、払いすぎた利息を借金に充当することが出来ません。大幅な減額をあきらめたくない場合、完済後すぐに取引していること証明する必要があります。

個人再生にかかる時間

債務整理のうち「個人再生」の手続き期間は半年程度

個人再生は、裁判所への申立書類の準備に1カ月半~2ヵ月程度の時間を要します。

その後は裁判所のスケジュールに従って遅滞なく進む場合がほとんどですが、手続きを始めてから半年程度かかるのが一般的です。手続き開始後も、債権者や裁判所の反対意見があると時間がかかる傾向にあります。

 

個人再生を早く終わらせるコツ

  • 申立前に家計収支を見直しておく
  • 住宅ローンを滞納する前に相談する

 

個人再生の際、家計収支表を提出して再生計画通りの支払いができることをアピールします。一般的な節約術と再生認可に有利に働く節約は全く別物なので、早めに弁護士に相談しておくことが大切です。
持ち家を残せるかどうかも、相談した時点での状況によって変わります。
住宅ローンや固定資産税を滞納した場合、差し押さえ・競売手続きに移行しかねません。この状況で個人再生をする場合、債務整理のすすめ銀行との話し合いで納得してもらうのに時間がかかります。

自己破産にかかる時間

債務整理のうち「自己破産」の手続き期間は1年弱かかる場合も

自己破産も、申立準備のあとは裁判所のスケジュールに従います。
破産申立をした後は「同時廃止」「少額管財事件」のいずれかの流れになり、どちらになるかは裁判所が判断することです。同時廃止であれば半年程度で済むところ、少額管財事件だと10カ月近くの期間を要します。

 

自己破産を早く終わらせるコツ

  • ギャンブルや現金化の経験がある場合、早めに弁護士に相談する
  • 申立前に家計収支の見直しを入念にする

 

借金理由がギャンブルや投資目的だった場合・生活に苦しくなってクレジットカードの現金化をしてしまった場合、本来は自己破産することが出来ません。より正確に言うと、自己破産を申し立てることは出来ますが、借金の返済義務の免除(免責)は認められません。
例外的に免責を許せるか確認するため「少額管財事件」という流れになり、破産手続き中に破産管財人が生活状況を確かめることになります。
これを略式の「同時廃止」にしてもらうには、弁護士に経緯を理解してもらい申立準備を入念にする必要があります。

相談が遅くなるほど現金化・借りては返す自転車操業に手をだしてしまいがちなので、早めの行動を心がけましょう。

まとめ

任意整理(+過払い金請求)なら3ヵ月程度で済みますが、それ以外の手続きは裁判所のスケジュールに従って6カ月程度かかります。短期間で済ませるには、早めの相談・時勢に詳しい弁護士との入念な打ち合わせが欠かせません。
迷わず、すぐに相談しに行きましょう。